英語のbe動詞がなぜ複雑なのか

英語の「be動詞」は日本語の「です」「でした」より複雑だと感じたことはありませんか？

日本語では簡単です：

• です = am/is/are（現在形）
• でした = was/were（過去形）

でも英語では、たくさんの違う形があります：

• I am a student（私は学生です）
• You are a student（あなたは学生です）
• He/She is a student（彼/彼女は学生です）
• We are students（私たちは学生です）
• They are students（彼らは学生です）

そして過去形では：

• I was a student（私は学生でした）
• You were a student（あなたは学生でした）
• He/She was a student（彼/彼女は学生でした）
• We were students（私たちは学生でした）
• They were students（彼らは学生でした）

それにbeenやbeingという形もあります！

なぜ英語はこんなに違うの？

1. 言語の家族が違う

英語と日本語は全く違う言語の家族から来ています。日本語は「一人っ子」のような言語ですが、英語には「兄弟姉妹」のようなドイツ語やオランダ語などがあります。これらの関連する言語はみんな複雑なbe動詞を持っています。

2. とても古いことば

英語のbe動詞は言語の中で最も古いことばの一つです。実は、be動詞は何千年もの間に3つの違うことばが混ざってできたものなんです！

3. よく使うことばは不規則のまま

毎日使うことばは不規則（普通のパターンに従わない）のままになりやすいです。こう考えてみましょう：一番人気の駅は古い建物のままで、新しい駅はモダンなデザインになっていることが多いですよね。ことばも同じで、一番よく使うものほど古い、変わった形のままになりやすいのです。

4. 人は暗記して覚える

赤ちゃんが最初の言語を学ぶとき、文法のルールを学ぶわけではなく、聞いて繰り返すだけです。「am/is/are」は英語を話す子どもが最初に覚えることばの一つなので、「規則」や「不規則」という概念を理解する前に、これらの形を暗記してしまうのです。

覚え方のコツ

「です」は、どんな場面でも使える便利なロボットのようなものだと考えてください：

• 私は学生です
• あなたは学生です
• 彼は学生です

でも英語のbe動詞は、特定の仕事しかしない気まぐれな従業員のようなものです：

• “am” は “I” とだけ働く
• “is” は “he/she/it” とだけ働く
• “are” は “you/we/they” と働く

練習のヒント

英語のbe動詞を使うとき、必ず次の2つの質問をしましょう：

1. 誰がその動作をするの？（I, you, he/she/it, we, they）
2. いつ起こるの？（今か過去か）

これらの質問の答えがどの形を使うべきかを教えてくれますよ！